新しい資産の運用方法として注目を集めている外国為替証拠金取引。ここでは、外国為替証拠金取引の基本を解説していきます。
外国為替証拠金取引とは
米国ではドル、EU圏ではユーロというように、世界にはそれぞれの国で流通している通貨があります。この異なる通貨を商品に見立てて日本円と交換し、変動する為替相場を利用して取引を行うことを、外国為替証拠金取引(Foreign Exchange、略してFX)といいます。
外国為替証拠金取引(FX)のしくみ
取引は通常、銀行・証券会社などを通して行います。始めるにはまず口座を開設し、「証拠金」という一定の保証金を担保として預け入れる必要があります。外国為替証拠金取引(FX)は、預け入れた証拠金の数倍〜数10倍の金額で取引できることが大きな特徴。少ない資金で多額の外貨を運用できるため、外貨預金より高い利益を得られる可能性があるのです。
- 1万通貨単位の取引例
1ドル=110円で1万ドル購入の場合(証拠金率は10%)


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このように、FXでは取引がプラスに動けば大きな利益を受け取ることができますが、マイナスに動いてしまった場合は元手以上の金額を支払わなくてはならないことも。また、元本が保証されたものではなく、外国為替証拠金取引(FX)に特有のリスクも存在します。
初めての方は、こちらも参考にしてください
主な取引通貨
外国為替証拠金取引で運用できる主要通貨をご紹介します。各国の通貨の特徴を知っておきましょう。
| 米ドル | 世界中で汎用され、為替市場の中心となる基軸通貨。そのため値動きを予測するための判断材料も多く、一般的に為替手数料も安いので、為替取引ビギナーにも扱いやすい通貨です。 | |
|---|---|---|
| ユーロ | 欧州12カ国における流通通貨。米ドルに次ぐ影響力を持つといわれています。ユーロ圏の経済動向や欧州中央銀行(ECB)の金利政策などが変動を見極めるポイントです。 | |
| 豪ドル | オーストラリアの流通通貨。天然資源の輸出が盛んなので、鉱産物等の価格動向が変動を見極めるポイントとなります。金利は高く、他通貨の値動きの影響を受けにくいことが特徴です。 | |
| 英ポンド | イギリスの通貨で、米ドルに変わる前の旧基軸通貨。金利が高く、短期間で大きく値動きするためプロの投資家に人気があります。現在はユーロ参加の有無が注目を集めています。 | |
| スイスフラン | 永世中立国であるスイスの通貨。そのため、政治的な意味合いから避難通貨として認知されてきた歴史があります。戦争などの有事の際には、特に安全な通貨としてよく取引されます。 | |
| カナダドル | 英ポンド・豪ドルほどではありませんが、日本円と比べると金利が高く、米ドルの影響を受けやすいのが特徴。経常・貿易黒字から伝統的に安定した通貨として認められ、取引されています。 |
主要通貨ではありませんが、以下の通貨も運用が可能です。ただし主要通貨に比べ流動性が少ないため、相場が乱高下する場合があります。取引にあたっては十分に注意しましょう。
| NZドル | ニュージーランド(NZ)の流通通貨。豪ドル相場の影響を受けやすいのが特徴です。高金利通貨ですが、取引量が少ないため相場が変動しやすい面があります。 | |
|---|---|---|
| 南アフリカランド | 南アフリカ共和国の流通通貨。天然資源が豊富で堅調な経済成長が見込まれ、比較的値動きが安定していることから人気の高まりを見せています。 | |
| 韓国ウォン | 韓国の流通通貨。2002年のワールドカップを契機に輸出入が解禁されました。SARSの流行や北朝鮮との関係等の不安材料にも関わらず比較的安定しており、注目を集めています。 | |
| 香港ドル | 香港の流通通貨。米ドル・ペッグ制を採用、かつ人民元と一体化していることが特徴。現在は米国の金融政策に左右されていますが、今後は変動相場制に移行する可能性があります。 |
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